量感・体感をもって学ぶ

  先日,3年生のあるクラスの算数の時間に,廊下で賑やかな声が聞こえてきました。みんなで輪になって,中心付近に置いたバケツに順番にお手玉を投げ入れていました。放物線を描くお手玉の着地点を確認しながら一喜一憂していました。そのうちにほぼほぼ真ん中に置いたバケツからそれぞれの距離には,正確さがなく不公平だということに気付きました。そこで,巻き尺の登場です。中心地点を決め,きっちり2mの距離に一人一人が並んでいきました。これでみんなとバケツまでの距離が等しくなりました。中心から同じ距離のみんな(点)が集まって円ができる。円の中心,円の定義?を学んでいました。きっとこの体感によって学んだ算数の時間は,子どもたちの記憶に深く刻み込まれることでしょう。

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